鼻持がならぬ(読み)はなもちがならぬ

精選版 日本国語大辞典 「鼻持がならぬ」の意味・読み・例文・類語

はなもち【鼻持】 が=ならぬ[=ならない]

  1. 臭気がひどくてがまんができない。はなむけもならぬ。はなもちがせられぬ。
    1. [初出の実例]「サアその屁がくさく、是は鼻(ハナ)もちがならぬ」(出典:咄本・万の宝(1780))
  2. 言動ががまんならない。嫌味である。はなむけもならぬ。はなもちがせられぬ。
    1. [初出の実例]「高振たは、むっとして鼻持(ハナモチ)がならず」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)潜上者)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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