鼻毛を読む(読み)ハナゲヲヨム

デジタル大辞泉 「鼻毛を読む」の意味・読み・例文・類語

鼻毛はなげ・む

女が、自分にほれている男を思うように操る。鼻毛を数える。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻毛を読む」の意味・読み・例文・類語

はなげ【鼻毛】 を 読(よ)

  1. 女が、自分におぼれている男を見ぬいて、思うようにもてあそぶ。鼻毛を数える。
    1. [初出の実例]「やきての言の葉は、たわけの鼻毛をよみて」(出典:評判記・嶋原集(1655))
  2. 愚弄する。なぶる。
    1. [初出の実例]「あたらもとめにくき金銀をつかいながら、太鼓にもはなげよまれ」(出典:浮世草子・好色通変歌占(1688))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

岡倉天心

[1863~1913]美術評論家・思想家。横浜の生まれ。本名、覚三。フェノロサに師事。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍。その後ボストン美術館...

岡倉天心の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android