一条殿町(読み)いちじようでんちよう

日本歴史地名大系 「一条殿町」の解説

一条殿町
いちじようでんちよう

上京区新町通一条上ル

町の東寄りを南北新町しんまち通が通り、北側は武者小路むしやこうじ通。

一条殿邸があったことから町名が起こった。中古京師内外地図にはこの辺りに方一町の「一条殿」が描かれる。一条殿跡は当町東側より室町に至る方一町で、寛元三年(一二四五)九条道家の三男実経の新館を一条殿と称し、室町時代に管領細川頼元の所有となり、大永年中(一五二一―二八)一条家の所有となった(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android