丑湯(読み)ウシユ

デジタル大辞泉 「丑湯」の意味・読み・例文・類語

うし‐ゆ【×丑湯】

夏の土用の丑の日に、薬草などを入れた湯に入ること。また、その湯。病気をしないまじないとされる。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丑湯」の意味・読み・例文・類語

うし‐ゆ【丑湯】

  1. 〘 名詞 〙 土用の丑の日に風呂にはいること。病気をしないまじないとされる。はつうし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の丑湯の言及

【丑の日】より

…夏の土用丑の日にはウナギなど脂肪の多い食物をとると夏やせしないとするのは一般的であるが,頭に〈う〉のつくウリ・梅干しなどを食べるとよいという所もある。この頃に牛に水浴させて休ませる風が各地にあったが,丑湯と称して人間が風呂をたてて入ったり,海水浴をすると病にかからないとも言われていた。薬湯に入る所もある。…

※「丑湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android