世に許される(読み)よにゆるされる

精選版 日本国語大辞典 「世に許される」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 に 許(ゆる)される

  1. 朝廷から認可される。
    1. [初出の実例]「世にゆるさるるほど、枯れたりし木の春にあへる心地して、いとめでたげなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
  2. 世間に認められる。
    1. [初出の実例]「賤しく貧しきものも、高き世に改まり、宝にあづかり、世にゆるさるるたぐひ多かりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android