元安養寺町(読み)もとあんようじまち

日本歴史地名大系 「元安養寺町」の解説

元安養寺町
もとあんようじまち

[現在地名]彦根市佐和町さわちよう立花町たちばなちよう中央町ちゆうおうちよう

佐和町の一筋東にある武家地で両側町。城下の町割前は彦根村の村域であったという。慶安四年(一六五一)の家並帳(彦根市史)では禄高三〇〇―一〇〇石の武士が四人、一〇〇―五〇石の武士二五人の居住が確認され、江戸後期には母衣の西堀氏、十一口番頭の上松氏、側役の西堀氏、元方勘定奉行の加藤氏、金奉行の石黒氏、鉄砲玉薬奉行の山路氏、御用米蔵奉行の花木氏、借用役の中村氏、庭奉行の河島氏、表医師の田部氏、祐筆の松岡氏などが住していた(井伊家役人帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android