土の牢(読み)つちのろう

精選版 日本国語大辞典 「土の牢」の意味・読み・例文・類語

つち【土】 の 牢(ろう・ひとや)

  1. つちろう(土牢)
    1. [初出の実例]「杻械(てかせあしかせ)を入て、土の籠(ロウ)にぞ入奉りける」(出典太平記(14C後)四)
  2. 土を塗りこめた室。また、地中につくった穴倉。寒さに弱い花木などを入れるものや、麹屋(こうじや)で麹を作るためのものなどがある。土室
    1. [初出の実例]「かうじやの内庭土のろうが見へ」(出典:雑俳・柳多留‐三〇(1804))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android