壱師(読み)いちし

精選版 日本国語大辞典 「壱師」の意味・読み・例文・類語

いちし【壱師】

  1. 〘 名詞 〙 タデ科植物ぎしぎし(羊蹄)」の古名か。
    1. [初出の実例]「路の辺の壱師(いちシ)の花のいちしろく人皆知りぬわが恋妻は」(出典万葉集(8C後)一一・二四八〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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