羊蹄(読み)ギシギシ

  • しのね
  • ようてい
  • ようてい ヤウ‥
  • 羊=蹄
  • 羊蹄 (ギシギシ)
  • 羊蹄 (ギシギシ・シ)

デジタル大辞泉の解説

タデ科の多年草。道端にみられ、高さ1メートルに達する。茎は直立し、下部の葉は長い柄をもち、長楕円形。夏、小花が円錐状に密につき、実は三角形で褐色。民間で、をおろして絞った汁を皮膚病に用いる。し。しのねしぶくさ 春 花=夏》「―も雀隠れの穂をあげし/禅寺洞」
ギシギシの古名。〈新撰字鏡

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大辞林 第三版の解説

タデ科の多年草。原野に自生。茎は太く高さ約80センチメートル。根葉は狭長楕円形で長い柄がある。夏、茎上の花穂に多数の緑色の小花をつける。根を「しのね」(漢方では羊蹄根ようていこん)といい、皮膚病の薬にする。 羊蹄の花[季]
ギシギシの古名。また、その根。新撰字鏡 本草和名
ギシギシの漢名。根は羊蹄根といい、たむしなどの皮膚病の薬とする。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① タデ科の多年草。各地の路傍の湿地や水辺に生える。ヨーロッパ原産。高さ〇・六~一メートル。長大な根がある。根ぎわの葉は長さ約三〇センチメートルの長楕円形で縁は波状、長柄をもち叢生する。茎につく葉は上部のものほど小さく披針形。六月ごろ茎の上部で分枝して花穂をのばし、小さな淡黄緑色の花を節ごとに輪生する。果実は三稜形ではじめ淡緑色のち褐色に熟す。新芽はぬらぬらして食用に供される。根の汁液は皮膚病に用いられる。漢名、羊蹄。いちし。しのね。しぶくさ。《季・春》
▼ぎしぎしの花《季・夏》
※名語記(1275)九「草の名にぎしぎし如何。これは、ふたつを、すりあはすれば、ぎしぎしとなる故に」 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② 植物「たうこぎ(田五加木)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
〘名〙
① 植物「ぎしぎし(羊蹄)」の漢名。〔俳諧・清鉋(1745頃)〕 〔爾雅注‐釈草〕
② ①の根。新鮮なものをつき砕いて、皮膚病の患部に塗布し、また、大黄の代用として緩下剤とする。

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