屁とも思わぬ(読み)へともおもわぬ

精選版 日本国語大辞典 「屁とも思わぬ」の意味・読み・例文・類語

へ【屁】 とも 思(おも)わぬ

  1. 意味あるものと思わない。物の数とも思わない。少しも驚かない。
    1. [初出の実例]「はやくよと斗は紺屋屁ともせず」(出典:雑俳・柳多留‐四(1769))
    2. 「子が論屁のごとしといはばいへ、我も亦屁ともおもはず」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)放屁論)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android