心を空に(読み)こころをそらに

精選版 日本国語大辞典 「心を空に」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 空(そら)

  1. われを忘れて。夢中で。
    1. [初出の実例]「都をば心を空にいでぬとも月みんたびにおもひおこせよ〈よみ人しらず〉」(出典:新古今和歌集(1205)離別・八九三)
    2. 「いかなるものも、みるより心そらになし、おもしろからずといふ事なし」(出典:御伽草子・のせ猿草紙(室町末))

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