玉の杯底無きが如し(読み)たまのさかずきそこなきがごとし

ことわざを知る辞典 「玉の杯底無きが如し」の解説

玉の杯底無きが如し

りっぱなすばらしい杯なのに、その底がなくて杯としての用をなさないもののようだ。見かけはきわめてよいが実際の役には立たないもの。また、美しくりっぱではあるが、肝心な所に欠陥がある物事のたとえ。

[解説] 「韓非子―外儲説右上」にあることばによるもの。

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