欠陥(読み)ケッカン

デジタル大辞泉 「欠陥」の意味・読み・例文・類語

けっ‐かん【欠陥】

欠けて足りないこと。不備な点。「論理上の欠陥く」「欠陥商品」
[類語]難点短所くせ遜色弱点欠点盲点瑕疵かし瑕瑾かきんあら弱み泣き所負い目引け目付け目デメリットウイークポイントハンディキャップ

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精選版 日本国語大辞典 「欠陥」の意味・読み・例文・類語

けっ‐かん【欠陥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 不備な点。不完全な点や欠けて足らないところ。不十分さ。欠点。
    1. [初出の実例]「娼家の設け本是れ社会に欠陥有り人心に弱処有るに因り、人情已めんと欲して已む可らざる者有り」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉二)
    2. [その他の文献]〔宋史‐李沆伝〕
  3. ( ━する ) 金銭上、欠乏すること。
    1. [初出の実例]「家計常に欠陥(ケッカン)するを免かれざる是れ一般の習なり」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎一一)

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普及版 字通 「欠陥」の読み・字形・画数・意味

【欠陥】けつかん

不十分。不備。〔宋史、李伝〕身厚祿を(は)み、時にり。裝(なうさう)(袋の中の物)を計るに、亦た以て第(邸(やしき))を治むべし。但だ念(おも)ふに、典(仏典)に此の世界を以て缺陷と爲す。安(いづく)んぞ圓滿なることの如く、自ら足(満足)するを得ん。

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