瑞玉(読み)ずいぎよく

普及版 字通 「瑞玉」の読み・字形・画数・意味

【瑞玉】ずいぎよく

五等諸侯の執る玉。〔儀礼覲礼〕侯氏裨冕(ひべん)し、(でい)(遷主)に釋(お)く。車(黒漆塗りの車)に乘り、(ことく)(旗を張る弓とその袋)を載(た)て、乃ちするに瑞玉の(さう)(しきもの)るを以てす。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の瑞玉の言及

【玉器】より

…装身具に腕輪,いわゆる玦状(けつじよう)耳飾,弓なりの首飾や小玉(こだま),垂飾,かんざし等がある。後世,瑞玉(ずいぎよく)と呼ばれた玉器,すなわち王が臣下に領土を安堵し,あるいは何かの任務を命ずる際にしるしとして貸与し,また貴族間の贈物に使われた象徴的な玉器も多く作られている。玉製の斧,(へき),琮(そう)がそれである。…

※「瑞玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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