覲礼(読み)きんれい

精選版 日本国語大辞典 「覲礼」の意味・読み・例文・類語

きん‐れい【覲礼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 朝覲(ちょうきん)の礼の意 )
  2. 諸侯または属国の王などが、参内して天子に拝謁する礼。
    1. [初出の実例]「光秀始懼、乃如京師覲礼」(出典国史略(1826)五)
    2. [その他の文献]〔礼記‐郊特牲〕
  3. 天皇が、太上天皇または皇太后などに拝謁する礼。
    1. [初出の実例]「或時は両皇同所にして覲礼もありけりとぞ」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「覲礼」の読み・字形・画数・意味

【覲礼】きんれい

諸侯朝覲の礼。〔礼記、郊特牲〕覲禮は天子堂より下らずして侯を見る。堂より下りて侯を見るは、天子の失禮なり。

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