隠針(読み)かくしばり

精選版 日本国語大辞典 「隠針」の意味・読み・例文・類語

かくし‐ばり【隠針】

  1. 〘 名詞 〙 縫い目を表に出さないようにする縫い方。
    1. [初出の実例]「馬歯縫は偸針(カクシハリ)刺若馬歯濶也」(出典:六物図抄(1508))
    2. 「初陣に母のなさけの隠し針」(出典:雑俳・小倉山(1723))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android