馬防ぎ(読み)ウマフセギ

とっさの日本語便利帳 「馬防ぎ」の解説

馬防ぎ

馬柵(うませ)、駒除(こまよ)けなどともいう。由緒ある料亭などの塀や外壁にある竹の柵。地面から弓なりに曲げられた割り竹が連なって、張り巡らされている。由来幕末の京。鴨川沿いの料亭や旅篭(はたご)では、鴨川岸の柳を馬留めに使ったが、馬が塀を蹴り壊す被害が出た。その対策に造られたのが馬防ぎであった。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android