4AELUエンジン

日本の自動車技術240選 「4AELUエンジン」の解説

4AELUエンジン(トヨタカリーナFF4ドアセダン搭載)

世界初のリーンミクスチャセンサによる希薄燃焼制御システムを採用したエンジン。1984年5月に発売されたトヨタカリ-ナFF4ドア・セダンに搭載。リーンミクスチャセンサは、排気系に装備し、理論空燃比よりも薄い側の空燃比を検出する。この検出信号で燃料噴射量をコンピュータが精密にコントロールする希薄状態での空燃比フィードバックを実現。最適な燃焼が得られるよう、各気筒単独で噴射量・噴射時期を精密に変化させるプログラム独立噴射、希薄混合気内での着火性を向上する白金プラグ、高性能イグナイタを採用。その他、スワールコントロールバルブなどエンジン本体の改良により、空燃比23以上の希薄混合気でも安定燃焼を可能にし、1600ccクラストップの低燃費17.0km/l(10モ-ド)を実現。保管場所トヨタ自動車株式会社 (〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1番地)
製作(製造)年1984
製作者(社)トヨタ自動車工業株式会社
資料の種類量産品
現状保存・非公開
型式4AELUエンジン
会社名トヨタ自動車株式会社
用途エンジン
製作開始年1984
シリンダ配列・数直列4気筒(4A-ELU)
サイクル/冷却方式/水冷
弁型式/数OHC/
総排気量1587cc
内径×行程81.0×77.0mm
圧縮比9.3
点火システムフルトランジスタ式
最高出力100PS/5600rpm
最大トルク14.0kgm/4000rpm
過給機形式なし
特徴リーンミクスチャセンサによる希薄燃焼制御システムとしては世界初
その他事項気化器:EFI;燃料噴射:あり;排気浄化:酸化触媒装置;可変システム:SCV;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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