ABテスト(読み)エービーテスト

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ABテスト」の意味・わかりやすい解説

A/Bテスト
えーびーてすと

ウェブサイトにおいてユーザーへの訴求効果を測る試験手法。デザインの異なるAとB二つのページを同時に配信し、一定期間内におけるクリック率の違いを集計し、クリック率の高いほうのページデザインへ収斂(しゅうれん)させていく。ボタンの位置、色など微妙な違いによってクリック率が変動するため、主要なウェブサイトではつねに実施されている。なおAパターンとBパターンの2種類に限らず、三つ以上のパターンが試される場合もA/Bテストとよばれる。

 たとえばヤフー・ジャパンでは「検索」のデザインを1ピクセル単位で調整し続けており、それが検索サイトとして圧倒的な地位を維持することにつながっている。ネット企業以外でもA/Bテストは盛んに用いられており、成功事例として有名なのが2008年のアメリカ大統領選挙におけるオバマ陣営による活用である。選挙期間中、寄付を集める専用サイトにおいてA/Bテストを駆使し、多額の寄付金を集めることに成功した。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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