Carnegiea gigantea(英語表記)Carnegieagigantea

世界大百科事典(旧版)内のCarnegiea giganteaの言及

【砂漠】より

…(2)蒸散の抑制もさることながら,受精を媒介する昆虫が夜間にしか活動しないため,夜に開花するものが多いこと。(3)乏しい水分を効率よく利用するため,雨季に大量の水を一時に吸収できるよう根を浅く広範囲にめぐらしたり(たとえばアリゾナ砂漠のサグアロCarnegiea giganteaは,丈の2倍の直径範囲に根をはっている),乾季に地下水を得るため地中深く根を下ろしたり(たとえばメスキートProsopis glandulosaは地中数十mまで根を伸ばしている)すること。(4)乾季に備えての貯水組織がよく発達している(サボテンなど多肉植物)こと,などである。…

【サボテン】より

…以下,ハシラサボテン類のおもなものについて述べる。まず,この仲間には最大のサボテンで西部劇でなじみの深いベンケイチュウ(弁慶柱)Carnegiea gigantea (Eng.) Br.et R.(英名saguaro,最高記録26.1m,果実は食用になる(イラスト))のほか,大型種としてメキシコのレマイレオケレウス属Lemaireocereus,パキケレウス属Pachycereus,中南米のケレウス属Cereus(キメンカク(鬼面角)C.peruvianus Mill.が代表的なもので,その園芸品種である岩石柱(イラスト)は日本においても暖地の露地で栽培されている),ペルーのネオライモンディア属Neoraimondiaなどがある。メキシコのオキナマル(翁丸)Cephalocereus senilis (Haw.) Pfeiff.(イラスト)や南アメリカのオイラク(老楽)Espostoa lanata Br.et R.は白毛が密生し,毛柱類(けばしらるい)の名がある。…

※「Carnegiea gigantea」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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