世界大百科事典(旧版)内のDME航法の言及
【距離測定装置】より
…また計器着陸装置や,TVOR(空港用のVOR)などに併用されるDMEは出力も小さく,有効範囲は約45km程度である。
[DME航法]
DMEを利用して自機の位置を求める航法をDME航法といい,これには二つのDME局からの距離を測定して位置を求める方式,およびVOR局との方位角と併設されているDME局までの距離を測定して位置を求める方式とがあり,前者は精度が高いので,慣性航法システムの補正基準として適する。またDME局から等距離を保って円弧上を飛行するDMEアーク方式は,ターミナル空域の出発,進入方式などにおける障害物回避などに利用されている。…
※「DME航法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」