Java EE(読み)じゃばいーいー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「Java EE」の意味・わかりやすい解説

Java EE
じゃばいーいー

サン・マイクロシステムズ社が開発したオブジェクト指向プログラミング言語Java2」をコアとした、大規模サーバー構築用の開発・実行環境(プラットホーム)の総称。Java Enterprise Editionの略。

 企業の業務システムや電子商取引などで使われるサーバーには、さまざまな機能が必要になる。Java EEはそうした規模のシステム構築に必要な機能をまとめたものといえる。たとえばアプリケーションを開発するためのアプリケーション・プログラミングインターフェース(API)セット「Platform Specification」、プログラムを部品化した実行環境「Enterprise JavaBeans」、テスト環境「Blue Prints」、ウェブページにJavaプログラムを埋め込み動的な内容生成を可能にする「Java Server Pages」(JSP)、サーバー上でさまざまなソフトウェアを組み立てるためのXML対応APIなどが含まれる。

 以前はJ2EE(Java2 Platform, Enterprise Edition)とよばれたが、Javaの大幅なバージョンアップを機に「Java EE」とよばれるようになった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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