世界大百科事典(旧版)内のKDF運動の言及
【レクリエーション】より
…1932年のオリンピック・ロサンゼルス大会に合わせて,世界レクリエーション会議が開かれ,〈遊戯は諸国民を結合する〉という標語のもと,各国の余暇善用運動の成果が交換された。この会議の第2回(1936)はドイツで,第3回(1938)はイタリアで開かれ,それぞれKDF(Kraft durch Freude,日本では歓喜力行団と訳した)運動,ドーポラボーロDopolavóro(〈労働の後に〉の意)運動の紹介が大々的に行われた。いずれもファシズム体制のもと国民の余暇を組織化して,心身の鍛練をめざそうとしたもので,地域・職域に組織をはりめぐらし,勤労者の旅行サービス,スポーツ,文化活動などを活発に展開した。…
※「KDF運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」