デジタル大辞泉
「ビートル」の意味・読み・例文・類語
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ビートル
ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが製造していた小型車シリーズの愛称。丸みを帯びた車体デザインから、英語でカブトムシを意味する同愛称で親しまれた。1938年、ナチス・ドイツが提唱した国民車構想に基づき、初代「KdF(カーデーエフ)ワーゲン」が誕生。45年に「フォルクスワーゲン・タイプ1」に改称されて以降、日本を含む世界各国に輸出され、2003年まで製造が続けられた。1998年から2010年まで製造された2代目「フォルクスワーゲン・ニュービートル」を経て、11年に3代目「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」が発表されたが、19年に製造終了となった。同社は電気自動車(EV)の生産に軸足を移すとしており、後継となる新型の計画は予定されていない。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
ビートル
ドイツのフォルクスワーゲンが1938年から2003年まで製造、販売していた乗用車。2ドアセダン。リアエンジンの後輪駆動方式を採用。自動車技術者フェルディナント・ポルシェがヒトラー政権の下で設計を担当。また、ビートルという英語圏などにおける通称は、車の外観がカブトムシに似ていることに由来する。累計生産台数世界一を誇る。
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知恵蔵
「ビートル」の解説
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
世界大百科事典(旧版)内のビートルの言及
【フォルクスワーゲン[会社]】より
…本社ウォルフスブルク。 1930年代のナチス政権の国民車政策に基づき,37年にドイツ国民車準備会社Gesellschaft zur Vorbereitung des deutschen Volkswagen mbHとして設立,38年にポルシェFerdinand Porsche(1857‐1951)がデザインした乗用車KdFワーゲン(〈ビートルbeetle〉の原形)の量産開始とともに社名をVolkswagenwerk GmbHに改称した。第2次大戦中は軍用車,軍需機材の生産を行う。…
※「ビートル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」