MPS(読み)エムピーエス

世界大百科事典(旧版)内のMPSの言及

【国民経済計算】より

…これによって,SNAは,フローとストックの両面を兼ね備えた国民経済計算の体系の典型となったといえよう。
[MPS]
 SNAと比較される国民経済計算のシステムとして社会主義国で用いられる〈国民経済バランス〉のシステムがあるが,これは通常MPS(Material Product Systemの略)と呼ばれる。SNAと比較してMPSのもつ特徴は,生産活動の境界線の引き方にある。…

【国民所得】より

…また,国民可処分所得をその処分の形態に即して眺めるならば,最終消費支出と貯蓄の和に等しくなっていることを注意しておこう。
[社会主義経済における国民所得概念]
 1960年代にCOMECON(コメコン)の協力により完成した社会主義経済を対象とする国民経済計算のシステムであるMPS(material product system)においても国民所得の概念が用いられるが,それはSNAが定義する〈市場価格表示の国民所得〉とは異なっている。MPSにおける生産活動の対象範囲は,物財の生産のほか,これら物的生産物の生産と分配に直接関係する〈物的性格のサービス〉に限定されるため,SNAが生産活動の対象範囲の中に含めている〈政府サービス〉〈対家計民間非営利サービス〉を含む〈非物的性格のサービス〉が排除されている。…

※「MPS」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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