… 諸外国における国際通信事業は,各国の歴史と伝統を反映して種々の運営形態をとっている。ヨーロッパ諸国および開発途上国では,国内・国際通信とも政府事業としてきたケースが多く,郵便,電信および電話を一元的に運用し,Post,Telegraph,Telephoneの頭文字をとってPTTと称されてきた。しかしサービス貿易の自由化を進める世界貿易機関(WTO)の方針および徹底した自由競争政策を貫いているアメリカの圧力により,それらの国々においても民営化や規制緩和が進められ,第2,第3の通信事業者が出現しているケースが増えつつある。…
※「PTT」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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