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VMware ぶいえむうぇあVMware

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知恵蔵の解説

VMware

1台のコンピューター上で、複数OS(オペレーティング・システム)の実行を可能とする仮想マシンソフトウェアのうちの一つ。
例えば、マイクロソフト社のOS「Windows」が動作しているパソコン上で、UNIX互換のOS「Linux」を動作させたり、Intel社CPUを搭載したアップル社のMacOS上で、Windowsを動作させたりといったように、OSの動作条件を満たすハードウェアVMwareを導入すれば、仮想的に他のOSを動作させることができる。1998年に設立された米VMware社によって開発された。日本法人「ヴイエムウェア株式会社」は、2003年に設立された。VMwareのVMは「Virtual Machine(仮想マシン)」の略である。
1台のパソコンで、WindowsとLinuxなどの複数のOSを使うには、「デュアルブート」や「マルチブート」という方法もある。しかし、これらの方法は、OSの同時実行は不可能で、パソコン起動時にいずれかのOSを選択しなければならない。従って、別のOSを使いたい場合は、パソコンを再起動する必要があった。だが、VMwareを使えば、ホストOSと呼ばれるメインのOS下で、あたかもホストOSにインストールされているアプリケーションの中の一つのように、他のOSを利用することができる。
ビジネスシーンでは、新しいコンピューターを導入しても、古いOSでしか動かないシステムのために、以前のコンピューターを撤去できないなどといった問題を抱えることがある。このような場合、VMwareの導入により、1台のコンピューター上で旧システム用のOSを同時に実行させ、複数の利用環境を1つにまとめることができる。異なるOSそれぞれにコンピューターを1台ずつ用意する必要がなければ、設備投資と運用効率の両面で、大幅なコスト削減が期待できる。
なお、VMwareには、Windows、Linux用の「VMware Workstation」や、Mac用の「VMware Fusion」といった有償製品の他に、Windows、Linux用の「VMware Player」という無償の製品もある。ただし、「VMware Player」は、複数OSの同時実行はできない。
他にも、ホストOSを必要とせず、ハードウェア上で直接動作するハイパーバイザー型の「VMware vSphere」という製品がある。
ちなみに、他社の仮想マシンソフトウェアとしては、マイクロソフト社の「Hyper-V」やシトリックス社の「Xen Server」、オラクル社の「Virtual BOX」などが有名である。

(横田一輝  ICTディレクター / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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