Vernunft(その他表記)Vernunft

世界大百科事典(旧版)内のVernunftの言及

【理性】より

… 理性という訳語は,事物の本性を示す仏教用語〈理性(りしよう)〉および〈道理〉とともに,1881年(明治14)の《哲学字彙》でreasonに当てられた(1870年西周(にしあまね)はreasonを人間に備わる〈性の智〉,86年中江兆民はフランス語のraisonを〈良智〉と訳した)。ドイツ語のVernunftには1870年西周が〈智〉,85年に有賀長雄が〈理〉〈道理〉,96年には清野勉が〈理性〉を当てた。ラテン語のratioは明治30年代に桑木厳翼が〈理性〉と訳し,ギリシア語のnousは1881年の〈万有叡智〉,明治30年代の〈心霊〉の訳語のあと,明治40年代の末に〈理性〉と訳された。…

※「Vernunft」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android