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WiGig ワイギグ WiGig

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デジタル大辞泉の解説

ワイギグ【WiGig】[wireless gigabit]

wireless gigabit》短距離の高速デジタル無線通信の規格。周波数60ギガヘルツのミリ波の電波を利用し、通信速度は最大7Gbps程度でWi-Fiなどの無線LANの10倍以上の高速化が図られている。2009年に最初の規格がWiGigアライアンスにより策定された。ワイヤレスギガビット

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知恵蔵2015の解説

WiGig

高速無線LANの規格の一つでWireless Gigabitの略。現在主流の無線LAN「Wi-Fi」の10倍以上の通信速度を誇るとされる。WiGigは、Wi-Fiが対応している2.4GHzや5GHzといった周波数帯ではなく、60GHzという、これまでよりも高い周波数帯を利用して、広帯域幅で通信を行う。
WiGigは、無線LANの互換性の認証などを行う業界団体「WiGig Alliance(2013年1月 Wi-Fi Allianceに統合)」が、「IEEE 802.11ad」をベースに策定した。IEEEとは、電気通信関連の仕様を標準化する団体であり、WiGig Alliance (現・Wi-Fi Alliance)は、IEEEによって標準化された、無線LANの規格を推進する、世界的な企業ネットワークである。Wi-Fiで用いる2.4GHzや5GHzは、「マイクロ波」と呼ばれる帯域の一部だが、現在は、Wi-Fiの普及により、電波干渉などによる速度低下の問題がある。それに対し、WiGigは、広い帯域が利用できる「ミリ波」と呼ばれる帯域であり、帯域が広いため、速度も上げやすいとされている。Wi-Fiの最大速度が800Mbps(メガビット/秒)程度であるのに対し、WiGigでは、最大7Gbps(ギガビット/秒 ギガはメガの1000倍)という速度での通信が可能となる。
しかし、WiGigは障害物に弱く、電波も減衰しやすいため、10メートルほどの近距離での利用が考えられている。16年2月には、成田空港で、WiGigによる高精細映像のダウンロードサービスの実証実験が行われた。20年の東京オリンピックで、訪日外国人観光客の急増が予想されるため、現在のWi-Fiでは、電波干渉による速度低下が発生する可能性が高い。同実験では、WiGigによって、空港の利用客が、映像などを高速にダウンロードし、快適に楽しめるサービスの実現を目的としている。

(横田一輝 ICTディレクター/2016年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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