メダカ(目高)(読み)メダカ

百科事典マイペディア 「メダカ(目高)」の意味・わかりやすい解説

メダカ(目高)【メダカ】

メダカ科の魚。地方名がはなはだ多く,その数は2000を超える。東京でメタカ,メダカ,メザカ,京都でウキンタ,オキンチャ,ドンバイコ,大阪でコマンジャコ,ミミンジャコ,マメンジャコ,長崎でドンボ,メンダなど。全長4cm。北海道を除く日本各地,朝鮮半島,アジア大陸東部〜海南島に分布水田,池などの浅い所にすむ。群をなして表層近くを泳ぎ,暖かい季節に産卵。雌は受精した卵塊を肛門につけたまま泳いでいるが,やがて水草などに付着させる。孵化(ふか)後約2ヵ月で成熟。飼育品種としてヒメダカ,シロメダカ,アオメダカなどがあり,遺伝学などの実験用,観賞用にされる。東京近郊では外見のよく似た外来種カダヤシが繁殖し,メダカと混同される。
→関連項目カダヤシ

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