Alföld(その他表記)Alfold

世界大百科事典(旧版)内のAlföldの言及

【ハンガリー】より


【自然】
カルパチ(カルパティア)山脈に囲まれ,ドナウ川本流とその支流ティサ川の流域に広がるハンガリー盆地にあり,国土の大部分は平野であるが,ドナウ川を境に多少の変化がある。ドナウ川の東はアルフェルドAlföldと呼ばれる大平原で,その大部分は19世紀後半までは湿地帯だったが,治水が進むと逆に水の乏しい砂質の草地(プスタ)となり,第2次大戦後は大規模に灌漑され耕地化されている。ドナウ川以西は,北部の小アルフェルドを除けば,緩やかな起伏の台地であり,その間に東西に長く,中欧最大の湖バラトン湖がある。…

【プスタ】より

…一般には,〈荒れはてた〉〈見すてられた〉〈無人の〉〈たんなる〉という意味をもつ語であるが,学術用語としては次の二つの意味に用いられる。(1)自然地理的には,一般に温暖で降雨が少なく木のない草地や荒地を意味する場合と,特殊的に,ドナウ川以東のハンガリー大平原(アルフェルドAlföld)の中の最も乾燥した砂質の草地を意味する場合がある。後者は,ホルトバージやブガツなどの地方に代表される。…

※「Alföld」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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