世界大百科事典(旧版)内のAngelópoulos,T.の言及
【ギリシア映画】より
…またマヌサキスKóstas Manousákis監督の《欲望の沼》(1966)は,ネオレアリズモのギリシア的展開として注目された。純粋なギリシア映画として最高の質を実現したのはアンゲロプロスThéo Angelópoulos監督の現代史三部作,なかでもその第2部《旅芸人の記録》(1976)である。ギリシアの田舎をまわる旅芸人の一座を軸に,第2次世界大戦から占領,内戦と続く混乱の時期のギリシアの政治的精神的風土をトータルに表現したこの4時間の大作は,国際的に高く評価された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」