世界大百科事典(旧版)内のBuxusの言及
【ツゲ】より
…関東~沖縄の石灰岩や蛇紋岩地に遺存的に生育するツゲ科の常緑低木(イラスト)。種としては朝鮮,中国,台湾にも分布し,中国名は黄楊(こうよう)。高さ1~3m,幹の径は10cmになる。葉は対生し,倒卵形でやや厚く,光沢がある。ほとんど無柄で長さ2cm内外。3~4月ころ,淡黄色の小さな花が,葉腋(ようえき)に束状となって群生し,中央に1個の雌花,周辺に数個の雄花がつく。花弁はなく,雄花には萼片とおしべが各4個,雌花には6個の萼片と1個のめしべがある。…
※「Buxus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」