最新 地学事典 「CHIME法」の解説
チャイムほう
CHIME法
CHIME method
モナズ石やジルコンの粒子の各部分をEPMAで数多く分析し,各分析点の初期Pb量を一定と仮定して,Th・U量と全Pb量からアイソクロンを求め,傾きを年代,切片を初期鉛とする年代測定法。この年代をチャイム年代(CHIME age)と呼ぶ。CHIMEはChemical Th-U-to-tal Pb isochron methodの頭文字。初期鉛は分析誤差の範囲で0になることが多い。Pbの散逸があるとアイソクロンを形成しないか,あるいは切片が0から大きくはずれる。特にTh・Uに富むものを除き,1億年より若い鉱物には適用できない。10µm程度の領域のサブグレイン年代が測定可能。同位体法に比べて測定が迅速なので,堆積岩の砕屑粒子や砂質変成岩の原岩の研究に有効。参考文献:K.Suzuki et al.(1991) Geoch.J., Vol.25
執筆者:鈴木 和博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

