アイソクロン(その他表記)isochron

翻訳|isochron

岩石学辞典 「アイソクロン」の解説

アイソクロン

放射壊変をする親核種と娘核種について,系が閉じてからt年後の親核種と娘核種の含有量関係を表す曲線地学団体研究会 : 1996].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアイソクロンの言及

【放射年代】より

…ここで娘元素の安定同位体で放射性元素を親にもたないものの量をDsとする。測定技術の面からD,Dsそれぞれの値よりD/Dsの方が精度よく求められることと,以下のアイソクロンisochronの説明で示すようにD0の値よりD0/Dsの値の方が地球科学的に意味をもつことを考慮して(2)式をDsで割ればを得る。ここにD0/Dsは時間変化しないので(D/Ds)0と書いた。…

【ルビジウム・ストロンチウム法】より

…λを87Rbの崩壊定数,(87Sr/86Sr)0を火成岩生成時の値,tを火成岩生成から現在までの時間とすると,上の現象は 87Sr/86Sr=(87Rb/86Sr)(eλt-1)  +(87Sr/86Sr)0と書ける。これは縦軸に87Sr/86Sr,横軸に87Rb/86Srをとると,鉱物のデータは,傾き(eλt-1),切片(87Sr/86Sr)0の直線に乗ることを示している(こうして求められる直線を等年代線(アイソクロンisochron)という)。傾きから年代tが求められる。…

※「アイソクロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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