コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

頭文字 かしらもじinitial

翻訳|initial

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

頭文字
かしらもじ
initial

欧文の文章や語,また姓名などの固有名詞の最初の大文字イニシアル。姓名の頭文字は略署名として各種のサインに用いられる。印刷,美術用語としては,欧文の書籍,装飾写本の本文中の章,編などの最初の文字。特にほかの文字よりも大きく,色彩やさまざまの形象,模様によって複雑に装飾化されている場合をいう。最古の例は古代末期 (5世紀) の装飾写本中に見出され,メロビング朝以後になって特に発達した。8世紀初めのアイルランドの写本やカロリング朝時代の写本には,頭文字だけで1ページに及ぶ,いわゆるイニシアル・ページもある。ゴシック時代には,小さな連続模様で囲まれる形式のものが好まれた。印刷術発明後も,しばらくは頭文字だけが手書きにされた。しかし印刷術の発達とともにその芸術的な重要性はしだいに失われ,19世紀後半にウィリアム・モリスをはじめとするアール・ヌーボーの芸術家たちによってその復興が試みられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

かしら‐もじ【頭文字】

欧文で、姓名のつづりの最初の文字。かしら字。イニシャル。
欧文で、文章の始まりや地名・姓氏などの固有名詞の最初に使う大形の字体キャピタル。大文字。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かしらもじ【頭文字】

欧文で、文頭や、固有名詞の初めなどに用いる大文字。かしらじ。キャピタル。
ローマ字で書いた姓名の最初の大文字。イニシャル。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の頭文字の言及

【書】より

…ギリシア書法に基礎をおくラテン書法でも,石彫碑文のモニュメンタルな大文字が中世を通じて書籍用にも用いられ,後世の大文字活字の原型をなす。しかし,これらの大文字は,題字や頭文字(イニシャルinitial)として使用されるが,多用されることはなくなる。一方,3世紀に,葦ペンに適した丸味のある筆線の美しさを備えたラテン語アンシャル体およびセミ・アンシャル体が現れ,以後500年間キリスト教世界の書籍用書体として重要な役割を果たした。…

※「頭文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

頭文字の関連キーワードBLTサンドイッチキャピタルレターBJCシリーズアールゼロエッチビー著者記号元素記号SF商法BSODアッピーEULANVODVゴールローマ字補酵素QPIGSSATAPPGA限定AUBE

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

頭文字の関連情報