世界大百科事典(旧版)内のconsistencyの言及
【公理系】より
…一方,公理系は,その公理から矛盾が生ずるようなものであれば,その存在理由を失ってしまうといってよい。それゆえ,当然のことながら,公理系においては矛盾の生じないこと,すなわち,無矛盾性consistencyが要求される。さらに,公理のうちには余分なもの,つまり他の公理から得られるものが含まれていないことが望ましい。…
【コンクリート】より
…まず固まらないコンクリート(フレッシュコンクリート)に要求されるものは,そのコンクリートの流動性が大きく,施工が容易であること,すなわち型枠や鉄筋のすみずみまで容易に行き渡る軟らかさをもつことと,材料の分離が起こらないことである。主として水量の多少によるコンクリートの軟らかさの程度を示すのはコンシステンシーconsistencyと呼ばれるもので,これは一般に,コーン状の容器に一定の方法でコンクリートを詰め,コーンを引き抜いたときにコンクリートの上部が下がった寸法(cmの単位で示しスランプと呼ぶ)を測定するスランプ試験により定量的に表される。打込みやすさの程度および材料の分離に抵抗する程度を示すものはワーカビリチーworkabilityと呼ばれ,これを判定する適当な試験法は開発されていないが,ワーカビリチーと密接な関係にあるコンシステンシーを測定して,その結果に基づいて判定することにしている。…
※「consistency」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」