《Contes》(その他表記)Contes

世界大百科事典(旧版)内の《Contes》の言及

【ラ・フォンテーヌ】より

… 〈多種多様こそわが座右の銘〉を標榜した彼は,折々の献呈用の各種の詩編,聖人伝の詩,オペラ台本,キナを歌った科学詩まで多くのジャンルを試みた。プラトンから同時代の小説まで手当りしだいに多読し,17世紀作家には珍しくラブレー,マロも師と仰ぎ,詩句や散文の洗練に励むと同時に古いフランス語の豊かさを,とくに《コントContes》(1665‐85)で生かそうとした。寓話はイソップの,コントはボッカッチョとアリオストの模倣から出発したように,主として古代に範を求める古典主義的創作態度を貫き,〈わが模倣は隷属に非ず〉とその真髄を喝破した。…

※「《Contes》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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