世界大百科事典(旧版)内のcorrespondanceの言及
【象徴主義】より
…それはまた宇宙の秘密に触れた喜びでもあるから,こうして内面(小宇宙)と外界(大宇宙)のあいだに,密接な交流状態がつくりだされることになる。《悪の華》の〈万物照応(コレスポンダンスcorrespondance)〉に,この考え方が表明されているのはよく知られているし,〈ある種のほとんど超自然的な魂の状態にあっては,いかに平凡なものであろうと,眼の前の光景のなかに人生の深みがすっかり現れることがある。それが象徴となる〉(《火箭》XVII)という考察も,ボードレールは書きとめている。…
※「correspondance」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」