最新 地学事典 「CVコンドライト」の解説
シーブイコンドライト
CVコンドライト
CV chondrites
炭素質コンドライトに属する化学的グループの一つで,名称はビガラノ(Vigarano)隕石に由来する。岩石学的タイプ3に属し,金属鉄/磁鉄鉱比,金属鉄と硫化鉄のニッケル含有量で酸化的アエンデタイプ,酸化的バリタイプ,還元的タイプに細分化される。直径0.5~2.0mmのコンドルールを含み,マトリックス/コンドルールの量比は0.5〜1.2である。Ca・Alに富む包有物等の難揮発性包有物を約10%と多く含む。最も有名なアエンデ隕石は直径1cmにも達する球状のCa・Alに富む包有物を含む。酸化的タイプでは,コンドルールや難揮発性包有物に二次鉱物が含まれる。酸化的アエンデタイプおよび還元的タイプでは,マトリックスには層状珪酸塩は稀にしか含まれないが,酸化的バリタイプには多く含まれる。
執筆者:伊藤 正一・池田 幸雄
参照項目:アエンデ隕石
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

