世界大百科事典(旧版)内のegoの言及
【自我】より
…だからこそ,その語は,擬人的表現などの場合を除けば,自己意識をもったものにしか使われないのである。 ヨーロッパでも,たとえば現代英語のIは,古くはicであり,ドイツ語のichなどと同族の語であって,ラテン語のエゴegoやギリシア語のegōにさかのぼることができる。ところで,これらの言語では普通,主語の人称は動詞の変化で示されるから,egoやegōという語は,話し手がとくに自分を強調する場合にしか使われなかった。…
※「ego」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」