世界大百科事典(旧版)内のEhrenfels,C.vonの言及
【ゲシュタルト心理学】より
…19世紀後半,科学として産声をあげた心理学は,当時の自然科学を規範とした要素還元主義であり,構成主義であった。しかし,1890年エーレンフェルスChristian von Ehrenfelsはこのような機械論的構成主義のもつ欠点を明らかにする論文を発表した。たとえばメロディを1オクターブ上げても同じ感じを抱くように,〈要素の単なる結合ではなく,それとはある程度独立した新しいもの〉,すなわち〈形態質Gestaltqualität〉の存在を指摘した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」