世界大百科事典(旧版)内のentremetsの言及
【インテルメッツォ】より
…のちには神話や伝説に題材を取ったものが多くなり,独立した演劇の一形態をなすにいたった。イギリスのインタールード,フランスの〈アントルメentremets〉,スペインの〈エントレメスentremés〉なども同様の演劇形式である。ただし,エントレメスは17世紀まで盛んに演じられ,セルバンテス,ローペ・デ・ベガなどもこの形式の作品を書いている。…
【デザート】より
…食事の最後のコースに入る前に,いったんテーブルの上のものが片づけられたところから現在の意味に転じた。チーズのあとの甘み〈アントルメentremets〉としては,小麦粉の生地を用いたケーキ類,アイスクリームやシャーベットなどの氷菓,チョコレート菓子やプティ・フール(一口菓子)などのほか,レストランでは料理人が作る菓子〈アントルメ・ド・キュイジーヌentremets de cuisine〉とされているババロア,スフレ,ブラマンジェ,ゼリー,プディング,クレープ,果物のコンポートなどが前の料理とのバランスと各人の好みで選ばれる。【辻 静雄】。…
※「entremets」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」