日本大百科全書(ニッポニカ) 「デザート」の意味・わかりやすい解説
デザート
でざーと
dessert
主食後にとる菓子、果物、チーズ、コーヒーを総称していう。前菜からスープ、魚料理、肉料理、サラダと一連のコースが終わったところで、バター皿、塩入れ、こしょう入れなどの食器類をかたづけ、改めて供される甘味料理がデザートである。主要料理はあまり甘いものは出されないが、デザートコースでは甘味をもち、口あたりのしっとりしたものがよい。
デザートの種類としては温菓(加熱したもの)と冷菓とがある。温菓ではプディング、スフレ、フリッター、クレープ、パイ類、ビスケットなどが供される。冷菓としてはアイスクリームやシャーベットのように自然に口の中で溶ける氷菓類や、自然の酸味をもつ果物などが喜ばれる。
[小林文子]