FreieBühne(その他表記)FreieBuhne

世界大百科事典(旧版)内のFreieBühneの言及

【劇団】より

…同時に,劇作家の協力を得て,演出家を中核に,演技アンサンブルを尊重し,装置,照明に立体的造形をはかる上演集団のあり方が劇団制の問題として再検討・再認識された。この自由劇場運動は各国に波及し,89年,O.ブラームがベルリンに〈自由舞台Freie Bühne〉を創立,91年,グラインJacob Thomas Grein(1862‐1935)がロンドンに〈独立劇場Independent Theatre〉を創立し,98年にはスタニスラフスキーらが〈モスクワ芸術座〉を創設した。これらはイプセン,ストリンドベリ,ショー,チェーホフらの近代劇作家の登場と呼応し,各国近代劇運動の基礎をつくった劇場,劇団である。…

【自由劇場】より

…1894年にはアントアーヌの手をはなれ,96年には経営難で解散したが,演出家リュニェ・ポーや名優F.ジェミエもここから巣立ち,ベルリンの〈自由舞台〉や市川左団次と小山内薫の〈自由劇場〉など世界的な影響を残した。【安堂 信也】
[ブラームの自由舞台Freie Bühne]
 1889年にパリの自由劇場に倣ってベルリンに設立された協会で,検閲で上演できぬ戯曲を会員だけに見せることを主たるねらいとしていた。自然主義運動と密接な関係をもち,社会的不正や虚偽の暴露を目的とし,忠実に現実を再現する自然主義的な上演法を確立した。…

【ブラーム】より

…ベルリン大学その他でドイツ語学,文学を専攻し,1879年からジャーナリズム畑に進み,81年以降《フォス新聞》その他に劇評を執筆。A.アントアーヌの自由劇場の活動に刺激され,89年,ベルリンに検閲と営利に縛られず,現代向きの演劇の上演を目的とする演劇団体〈自由劇場(自由舞台)Freie Bühne〉が設立されると,彼はその組織の長に選出された。94年から1904年まで〈ドイツ座〉が常打劇場に決まると,その監督も兼ねた。…

※「FreieBühne」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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