FRP漁船(読み)エフアールピーぎょせん

改訂新版 世界大百科事典 「FRP漁船」の意味・わかりやすい解説

FRP漁船 (エフアールピーぎょせん)

船質が強化プラスチックFRP)の漁船。1962年のノリ船試作に始まり,FRPの軽くて強く腐らない特徴から木造船に代わるようになり,隻数は木造船と同隻数まで増加し,100トン型まで建造されている。FRPはガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を含浸させ積層させるので,漁船の建造にはおもに木製雌型およびFRP雌型工法が採用されている。小型漁船の外板は7~8枚の単層構造で,大型では約30枚の中間に心材を入れたサンドイッチ構造がとられている。内部構造は積層による二次接着またはブロック工法で作られる。FRP船は軽いため,漁具,漁労装置などで重心が上昇し不安定になりやすいので設備の軽量化および船型の改良がなされている。小型漁船は高速,安定性の面よりV型船底を採用しているので,ナックルラインがその船の性能の決め手となる。
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世界大百科事典(旧版)内のFRP漁船の言及

【漁船】より

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