ILSVRC(読み)あいえるえすぶいあーるしー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ILSVRC」の意味・わかりやすい解説

ILSVRC
あいえるえすぶいあーるしー

コンピュータによる画像認識技術に関するコンペティション形式の研究集会。ILSVRCは、ImageNet Large Scale Visual Recognition Challengeの略である。大規模な画像データセットImageNetを保有する組織が提唱し、2010年から始まった。スタンフォード大学やプリンストン大学などが運営にかかわる。2017年のコンペティションでは、物体の位置特定(Object localization)、静止画、動画それぞれからの物体検出(Object detection)の三つのコンテストが開催され、併催のワークショップでは参加者によるプレゼンテーションも行われた。2018年時点ではディープラーニング深層学習)技術が主流となっており、コンピュータ・ビジョンの分野における技術の進歩を定量的に測る場としても注目されている。

[編集部 2020年1月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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