必要なモノを、必要な時に必要な量だけ配送する物流システム。トヨタのかんばん方式に代表されるJIT生産方式を応用したもので、小売店に対する定時配送、小口多頻度配送、欠品ゼロを実現しようとする試み。JIT物流は小売業の在庫を確実に削減するものだが、供給側の在庫や物流業務が過大になったりすれば、社会的にみて必ずしも望ましいとはいえなくなる。そこで重要になるのは、納入業者と小売店とがEDI(electronic data interchange)のようなコンピューター・ネットワークで結ばれており、POSデータ(POSシステム参照)を共有することによって発注業務を効率化するようなシステムが準備されることである。