世界大百科事典(旧版)内のKratēsの言及
【ディオゲネス[シノペの]】より
…〈恥をなくすこと(アナイデイアanaideia)〉によって,あらゆる因襲,権威から解放されること,これが魂の〈自足(アウタルケイアautarkeia)〉を目ざす彼の哲学的実践であった。その弟子テーバイのクラテスKratēsは師説を広め,〈無所有〉こそ,いっさいの苦しみ,葛藤から逃れる秘訣とし,後のストア学派の前触れとなった。【大沼 忠弘】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」