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地球儀 ちきゅうぎ globe

翻訳|globe

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地球儀
ちきゅうぎ
globe

地球表面の状況を表現した球体。通常,地軸は鉛直方向に 23°27′傾かせ,地軸のまわりを任意に回転できるようにした子午環がある。子午環のほか赤道環のついたものもある。地球儀の表面は一般の世界図と同様の表現がされている。

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デジタル大辞泉の解説

ちきゅう‐ぎ〔チキウ‐〕【地球儀】

地球をかたどって作った模型。球の表面に経線・緯線、水陸分布などが記入され、両極を通る軸の周りを回転するようにしてある。

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百科事典マイペディアの解説

地球儀【ちきゅうぎ】

地球を模型的に表現する小球。球の表面に経緯線を引き,地球表面の地理的状態を描いたもの。付属器具として北極,南極にとりつけられた半円または全円の子午環を有し,球が自転できるようにしてある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちきゅうぎ【地球儀 globe】

地球全体を縮小した立体模型。経緯線,海陸の配置,地名などが記入されている球で,南北両極の支点によって〈子午環〉につながっており,回転可能である。子午環は地軸を通る大円(子午線)に沿う円環で,緯度目盛が刻まれており,これと直角をなす〈地平環〉の内側の溝にはめこまれており,この溝を通る方向の回転は自由である。地平環は架台の水平面と一致する円環で,上面に子午環との交点(北点,南点)を基準とする方位角,黄道上の太陽の位置その他が示されている。

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大辞林 第三版の解説

ちきゅうぎ【地球儀】

地球の模型。球の上に海陸・山川の分布、経線・緯線などを描き、南北を軸として自由に回転できるようにしたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地球儀
ちきゅうぎ
globe

地球を球形にかたどって、その表面に経緯線や水陸分布および地形その他の地球表面の状態を表したもの。
 地球は球体をなしているので、これを水平面に表現した地図に比べていろいろな点で利点をもっている。すなわち、地球儀では、広い範囲の地表面の状況を距離、面積、形のひずみがないように表現できるが、平面である地図では不可能である。地球儀は球体であるから、地表上の位置関係や地球の運動、昼夜や季節の関係、方位の関係、太陽との関係などを理解するには、地図よりもはるかに便利である。また、地球儀は、大圏航路や無線方向の探知などにも利用される。一方、地球儀では、縮尺の大きいものはつくりがたいこと、携帯に不便であること、全世界を一度に同時に観察できないことなどが、地図に比べて劣る点である。
 地球儀は、金属、石膏(せっこう)、プラスチック、紙などで作製され、中空であって、約23.5度傾いた地軸の北極および南極の部分に子午環(緯度目盛りのついた輪)が取り付けられ、赤道から両極へそれぞれ90度に目盛りされているものが多い。そして地軸の周りを自転できるようになっている。地球儀は一般には、一定の経度帯(たとえば経度15度の幅)ごとに、舟形の地図片をつくり、それをはり合わせてつくられる。
 最初に地球儀がつくられたのは、地球球体説が提唱されてからであって、古代ギリシアや中世のアラビアであったと称されている。現存する最古の地球儀は、これよりはるかに遅れて、1492年にドイツの地理学者ベハイムが作製した直径51センチメートルの金属製のもので、ドイツ、バイエルン州のニュルンベルク博物館に保存されている。この現存する最古の地球儀の表面に描かれた地図は、ローマ時代の天文学者プトレマイオスの世界地図に依拠しているが、マルコ・ポーロの『東方見聞録』によって、中国や日本をアジアの東端に表現し、ポルトガルの航海者B・ディアスのアフリカ探検の結果を取り入れ、アフリカを喜望峰を南端として表現しているなど、当時としては新知識を取り入れたものであった。その後、「新大陸発見」時代に入り、いろいろな地球儀が作製されている。
 日本では、1591年(天正19)に天正(てんしょう)遣欧使節が豊臣(とよとみ)秀吉にヨーロッパ製の地球儀を献上したのが、日本に現れた地球儀の最初で、江戸時代に入ってからは、国内でも各種の地球儀がつくられるようになった。[市川正巳・村田明広]
『渡辺一夫著、清水靖夫監修『やさしい地図入門5 地球儀たのしさ入門』(1998・ポプラ社)』

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